夢・理想・希望・願望の実現へのプロセス〜意識と癒しについて

誰もが、持っている夢や理想、希望や願望を実現させて
幸せに生きていきたいと願っているでしょう。

そのためには、慌てて闇雲に努力したり、がんばったりするのではなく、
まずは現状を受け入れて、自分自身を見つめなおし理解することから始めることが重要です。

そうすれば、安心して落ち着いて、地に足をつけて
正確な努力やがんばり等の行動を起こせるようになります。

わたし達の現実とは、潜在意識に保持している感情や思考、自分自身に対する思い込み、信念、価値観などが物質世界に反映されて、潜在意識の思う通りに創造されて行きます。

それでは、わたし達の意識の構造について、詳細を確認しましょう。

人間の意識レベル

もし今、あなたがそれらを実現させることが出来ていなくて、思い通りの人生を歩んでいないとしたら、自分の潜在意識が何を思い、持っているかを知る必要があるでしょう。

まずは顕在意識で、どの意識レベルの状態かを確認してみてはいかがでしょうか？

精神科医のデヴィッド・Ｒ・ホーキンス博士は、「パワーかフォースか」という著書で、人間の意識レベルをキネシオロジー、ペンデュラム、オーリングテストなどで測定し、１～１０００の数字で数値化しています。

人間の意識レベルの一つ目の臨界点は200で、200以上の意識レベルを体験している人は、この世に何かを与えることができ、200以下だと、この世から何かを奪って生きることになります。

現在の世界の平均意識レベルが207だとされています。
（それまでは何世紀にもわたって、190に留まり続けていた）

次の臨界点の500は、理性を超えて、愛と無条件の赦しをライフスタイルとして受け入れていきます。

それぞれのレベルにそれぞれの視点があり、体験することも学びも違ってきます。
１階の住人と50階の住人に、上下はないが見える景色が違うのと同じことです。

◆人類の平均意識レベル

・1950年：192　　・2000年：201　　・2014年：213

◆日本人の平均意識レベル　655（2014年10月時点）

日本人の平均意識レベルは、世界平均よりも非常に高く、日本人が優秀な民族であるというよりは、新しい調和のとれた世界を引っ張っていく役目は、日本であると言われています。

ただ、平均値は高いのですが、目覚めている絶対数はまだ少なく、世界を引っ張っていくには、至っていないのが現状。

◆意識レベルマップ

≪1～≫	肉体として生きているだけ
≪20～≫	死に最も近い、思い込み、幻覚を見る、精神病、奇妙な犯罪 ・恥、嫌悪、悲惨、屈辱、排除
≪30～≫	自責の念、自己非難、犠牲心、自殺を選ぶ ・罪悪感、復讐心、悪、非難、破壊
≪50～≫	絶望、後悔、希望を失う、生きる意志がない ・無感動             非難       絶望       絶望感   放棄
≪75～≫	損失、依存、悲劇のヒロイン ・深い悲しみ、軽蔑、悲劇、後悔、落胆
≪100～≫	危険や未知、敵、老い・死に対する）恐怖が生きる原動力、 エネルギーがようやく出てくる ・恐怖、刑罰、怯える、心配、引っ込み
≪125～≫	さらにエネルギーが出てくる、 （お金や名声・パワーへの）欲望（が人生の動機） ・欲望、否定、失望、切望、奴隷状態
≪150～≫	世の中の社会運動・政治的な運動の原動力、 強いエネルギーが出てくる、白人優越論者（150） ・怒り、執念、敵対、憎しみ、攻撃
≪175～≫	優越感、他者との区別、傲慢、否認 ・プライド、無関心、要求、嘲笑、得意
≪200～≫	5人に１人、ネガとポジの識別臨界点、 忍耐力、探求、達成、決断力、生産的な生き方、 多くの人がこのレベルに達すると社会が変わる ・勇氣、許認、実行可能、肯定、能力
≪250～≫	肯定的、結果に拘らない、感情の乱れよりも幸福感 ・中立、権能を与える、満足、信頼、開放
≪310～≫	成功が社会的/経済的にも自動的についてくる、 周囲からの好意/感謝/見返りが大きい、自己尊敬 ・意欲、霊感を与える、希望、楽天的、意図
≪350～≫	自分が人生の創造主だという認識、人生をあるがままに受け入れる、 愛は与えられたり奪うものではなく自分の内より創造されると氣づく ・受容、慈悲深い、円満、許し、超越
≪400～≫	大きくて複雑な量のデータを扱える、合理性、知性、読解力、 迅速に正しい決定ができる、関係性の複雑さや深さ、 微妙な違いを区別し理解できる。知識と教育が「財産」。 抽象的なコンセプトや象徴的な発想を活用することが重要、   科学や医学、インスピレーションを概念化、理解と情報が達成のメインツール。 ノーベル受賞者、最高裁判長、偉大な政治家、歴史に残る偉大な思想家、 短所は概念や理論に夢中になり「木を見て森を見ず」の状態に。 「客観的な世界と主観的な世界の違い」に混乱し基本的なポイントを逃す。   「理性」は論理的な方法論による技術的な世界では、高い効果があるが、 逆に、より高い意識レベルに達することへのブロックとなる。   デール・カーネギー（425）、ダーウィン（450）、アダム・スミス（455）、 アインシュタイン（499）、ニュートン（499）、フロイト（499）、デカルト（499）   ・理性、賢い、意義、理解、抽象
≪500～≫	理性からや頭からではなくハートから発する無条件かつ不変で 動揺しない永久的な神意(あい)、赦し、直感。 その源泉が外部要因に依存していない。   世界に対して許し養うサポート的なあり方。 その動機が純粋さゆえ他者のエネルギーも引き上げるなど かなり大きなパワーを持つ。   ※マスメディアで表現される愛は、肉体的な魅力や所有欲/コントロール/ エロチシズム等で、仮面の下に怒り/依存関係/プライド/憎しみ等がある。   時間とプロセスに対して直感で捉え、大きく物事の本質・問題の全体を 瞬時に識別する。問題の真髄がフォーカスの中心となる。   立場に捉われず、区別をしないので、意識が徐々に広がります。 どんなバリアも存在せず、「他と１つとなる」ことが可能。 生きることの素晴らしさにフォーカスし、ポジティブさを増大させる。 ネガティブなものを攻撃せずに、リセットすることで溶かす。   ジェームズ・アレン（505）、シェークスピア（500）、『アミ、小さな宇宙人』（530） ・愛、愛ある、恩恵、崇敬、啓示
≪540～≫	慈愛。神意(あい)が益々無条件となり、内側から喜びがわき出る。 喜びは突発的に起こるのではなく、全ての行動一瞬一瞬に常に感じられる。 長引く逆境に直面しながらも大きな忍耐力で積極的な態度を根強く持っている。 癒しとスピリチュアルな意識に基づく。他の人々に、はっきりとした影響を与る。 聖者や高度な精神の探求者、ヒーラーなどの領域。 長時間相手の目をじっと見つめることで、人々を神意(あい)と平和の意識に導く。 540のレベルから見る世界は、創造の完全さと絶妙たる美しさで輝いている。 「奇跡」がシンクロで自然に起き、世界と全てが個人のパワーではなく、 神意と神性の表現で偉大な存在のパワーによって起こる事が解る。 他者に対する責任感は、低いレベルで示される責任感とは異なる。   特定の人間の為にではなく、生命そのもののために意識を使う願望がある。 不特定多数の人々を同時に神意することができる。 神意が深まれば深まるほど、自分の能力の領域の広さを発見していく。 臨死体験をした人は540～600のエネルギーとなり、 意識が変容することがある   ソクラテス（540）、キング牧師（580）、『光の手』（580）   ・喜び、1つに統合、完成、静穏、変身
≪600～≫	超越、自己実現、神意識。１千万人に１人。スピリチュアルな指導者。 主観と客観の区別はなくなり、知覚はどんな特定のフォーカスもない。 至福の状態が連続して起こるため、世界から離れて通常の生活を やめてしまうことも。 人類の改善のために、匿名で活躍する人/各々の分野で偉大な天才となり、 社会貢献をする人達もいる。   神々しさが満ちて一般的な宗教を超越し、全ての宗教が由来する純粋な 精神性へと変わる。 優れた芸術品/音楽/建築は600～700の間で、一時的に人の意識を高い レベルに運び、どこにいてもインスピレーションと永遠を感じさせる。   時間と空間が、スローモーションの様に感じたりもする。 全ては生き生きと輝いていると感じ、物事の有意義さと根源に対する 氣づきは、圧倒的なものとなる。心は思考をやめ、永遠の静寂さを得る。 つまり自分はその光景の中に溶けて、観察しているものと等しくなる。 無限のパワーの存在によって、全てが繋がり優しさに満ちあふれて、 かつ石のようにもしっかりとしている。   老子（610）、ネルソン・マンデラ（600）   ・平和、存在する全て、完全、至福、啓蒙
≪700～1000≫	存在そのもの、普遍的な真実、人としての最高水準、神の恩恵。 人類全ての救済に人生を捧げる。歴史上の偉大な人々のレベル。 全てが「神の意識」につながっていて、時には彼らも神と同一視される。   自他が分離せず、むしろ自己の意識と神意識が一体化する。 心を超越した大いなる自己（Self）を無限に感じる。 自らが模範となって自我を超越することで、他者にも貢献する。 これは、人間の範囲における意識の進化の頂点を示します。   偉大な教えは、人類の全ての意識レベルを上げる。 言語で定義も表現できない「恩恵」、無限の平和が訪れる。 存在に対する感覚は、全ての時間と個性を超越し、「わたし」という 肉体的な区別もなく、「自分」という存在の運命に関心を持たない。   二元性に属する個＝小さい自己（self）は、完全なワンネスの 大いなる自己に融合していく。 意識が局部に集中しておらず、意識は至るところに平等に存在する。   「ムドラー」（手指で示す印の形）は、悟りのエネルギーフィールドを 人類の意識に伝達させることが可能。 歴史上、最高水準の人間（神の化身）で測定される。   ゴルバチョフ、ラマナ・マハリシ（720）、ガンジー（760）、禅（890）、 イエス、ブッダ、クリシュナ（1000）、   ・悟り、大いなる自己、存在そのもの、表現不可能、純粋な意識

意識/波動レベルを上げる方法

「今この瞬間の現実」は、意識してきた/していることで創られています。

「意識/波動を高めて、生活をレベルアップしたいけど、、、さて何から始めたらいいの？」

「そんなのできたら苦労しないわ…」

「簡単にできるなら、とっくの昔に良い生活ができているはず・・・」

ですよね？誰でも、そう思うのではないでしょうか？

日々の積み重ねで 「ちりも積もれば山となる」ですから無理せず楽しく始めてみて下さい。

そもそも、「楽しく居る」こと自体も意識/波動が上がるので、肩ひじ張りながら「しんどいなあ～」って、がんばることは真逆なのです。

全部やらなくても、できることをお試し頂ければいいかと思います。
人生、やってみて、決して無駄はありません。 ピンときたものからどうぞです。

心の意識の層：「顕在意識」「潜在意識」「超意識」

私たちの心には、複数の異なる周波数の情報の倉庫の様な意識が存在しています。

人には、普段の生活の中で自覚できている顕在意識と、自覚されることなく、行動や現実化に影響を与える潜在意識があります。

潜在意識は集合意識(個人の経験領域を超え、人類に共通の無意識領域)で繋がっており、更に高次元には、超意識/深層意識/神意識と呼ばれる意識（人間の本心、悟りの意識、神としての霊止『ヒト』意識）があり、宇宙意識ともいえる創造主のエネルギーと繋がっています。

スイスの精神科医・心理学者であるカール・ユング（1875年～1961年）は、人間の意識を氷山に例えました。顕在意識は海の上に顔を出しているほんの一部分で、普段は脳の全体の2～5％しか認識できておらず、海中に沈んでいる大部分が、無意識（脳の95～98%）であると言いました。

無意識には、すべての衝動･傾向性、あらゆる知覚と直感、合理/非合理的な考え、推論、全ての種類の感情　が含まれています。

※情報の処理能力は、顕在意識で5～6万bit、潜在意識で100万bit。

そして、我々一人一人の人間は、『集合無意識』という巨大な掌から伸びた指の様なもので、人は全て根底では、お互いに根を絡ませ合い、深く繋がっています。

なので、必要な時には、不思議な偶然『シンクロニシティー』という、一見、偶然の様でも実は意味のある出来事が起こり、必要な人との出会いが起こったりします。

潜在意識の特徴

1. 潜在意識には、イメージと現実の区別や、自他の区別も無く、身体や現実が自動で向かうようになっています。
   また、人間が考えるような　良い/悪い　の判断もなく、時間と距離も存在しません。
   
   
2. 部屋の中、人間関係、頭の中の思考、価値観、関心、習慣、口癖、普段身につける服やアクセサリー、などは潜在意識とリンクしているので、それらに関するネガティブな感情などを捨てると、それ以上の望んでいる何か/ポジティブな感情が入ってきます。
   脳は常に、空白を埋めようとします。
   
   
3. 過去の失敗や後悔をリピート再生ばかりしていると、ニューロン（神経細胞）が刺激され
   発達/強化してしまい、新たに失敗や愚痴の対象物を脳が勝手に無意識に探してきてしまいます。
   →RAS（網様体賦活系）
   
   
4. 潜在意識が捉えているのは本心や感情で、嘘は通りません。
   あなたがどの位本気なのかを、24時間受信しています。
   宝くじや競馬などであわよくばと思っていると、成功に必要なエネルギーが漏れてしまいます。
   
   
5. 潜在意識は、言葉だけ/イメージだけ/願っているだけでもダメで、臨場感のある感情を込めたアファメーションとビジュアライゼーションが必要です。
   
   「私は月収100万円稼いでいる」といくら唱えても、月収２０万円しか稼いでいなければ、潜在意識は嘘を見抜いてしまいます。
   
   
6. 潜在意識はリソース(能力)を待ちません。あなたが成功するために必要な能力を育てず、
   イメージばかりしていると、今あなたが持っている物を現実化させようとします。
   
   例★年収1千万円のリソースが既にあなたの中に有れば、イメージすると実現しますが、
   リソースが揃わないうちに、悠々自適で南の島でバカンスを楽しんでいる様なイメージは、怠慢的要素が現実化し、怠け者になって更に苦労することになります。
   
   
7. 「既にそうであるように振舞え」と言っても、心の奥で「こんな事をしても無駄だ」と思えば、それが現実化してしまいます。それが上手くできるのは、妄想が激しい人。
   ネガティブでも潜在意識が根負けするまで、しつこくアファメーションやビジュアライゼーションを繰り返すことです。
   
   
8. 潜在意識にアクセスし、コントロール/活用するには、シータ波（深い変性意識状態）になると良いでしょう。
   日常生活では、寝入りや寝起き、乗り物に乗っている時、リラックス状態などでシータ波になります。

※変性意識状態では、アイデアが閃いたり高次の存在とコミュニケーションが取れたりしますが、注意しないと、なりすましにネガを刷り込まれたり、マインドコントロールされたり催眠にもかかります。

≪5つの脳波の状態≫

9. 潜在意識に、強固なセルフイメージ（自分の設計図）を完成させれば、後は放っておいてもその通りになるので、成功に向います。そこには、努力とか頑張るという感覚がなく、朝の歯磨きのように、当たり前の行動になっていきます。
   
   逆に言うと、セルフ・イメージを先に作らずに、蔑ろにして行動していると、何をやっても達成しづらいです。
   セルフ・イメージに似合わない努力は、苦痛で成功することも難しいです。
   
   ★年収１千万円のセルフ・イメージなら、一時的に年収300万円～2000万円になっても、恒常性維持の働きで、年収１千万円になります。１千万円を基準に上下を繰り返すだけです。

超意識の特徴 ～集合無意識の更に奥(高次)にある意識

1. 『超意識』の呼び方：『(大いなる)光/愛』『神』『仏』『神の愛』
   
   人間以上の存在（神や仏等）の意識が、人間の中にもあると想定し、「個」を超越した意識をトランスパーソナル心理学などでは、『全ての力の源、宇宙意識（コズミック･マインド、スーパーコンシャスネス）』等と呼びます。
   
   癒しや調和、平和などをもたらす意識体です。

2. 超意識は、集合無意識の更に奥(高次)にある意識です。
   
   人間も含めて生物は、奇跡としか呼べないような精巧緻密なシステムの上に成り立ち、特に意識することもなく、そのシステムは運営されています。
   
   人知の及ぶところ/自分ではなく、『超意識』が自分の問題を解決してくれるという形にすることによって、自分だけではなかなか抜け出せない問題の解決が図れます。

• 人間の考えるような善悪の区別はなく、オールＯＫ。
• 超意識の前には、潜在意識も顕在意識も太刀打ちできません。警告も何も出しません。
• 超意識は宇宙の意識で地球、銀河系を維持しています。
• 常に規則正しく普遍であり、浄化作用・増えたら減らす（生態系の維持作用）
  生き物すべての営みを繁栄させています。
• １つの細胞から、１人の人間にまで成長する
  • 傷ついたり、病気になっても自然に治る
  • 呼吸や内蔵の働きや免疫など、意識しないのに運営されている
  • 地球に生命が発生した
• 古くなったら新しいものを出現させる（栄枯盛衰）などの意識を持つ

3. 自分/個の本質は、超意識の部分に存在し、神の本質も存在しています。
   自分の中の神聖なヒラメキは、「ハイヤーセルフ」「アルトマン」「神聖な意識」「神聖なスパーク」
   などと呼ばれています。
   
   ※キリストはユダヤ教徒であり、本名は、「ヨシュワ・ベン・ヨセフ＝ヨセフの息子」です。
   「キリスト」の意味は、ギリシャ語の「神聖なひらめき」です。
   キリストは、「キリストが神の息子」ではなく、「私達人類全てが神の子供である」 という事を教える為の存在です。

4. 催眠状態の人に、「あなたが人生を終えて体を離れた後、あなたの超意識の部分と繋がって下さい」という暗示を与えると、その人の「人生の目的は何だったか？」等を聞くことが出来ます。

5. 私達の超意識は、現在の自分がどんな存在なのか（自分を無条件に愛し、守り、更に欲しい物は全て与えてくれる）を知らせる意識なのです。

超意識の力を発揮する方法は、講座やミニ勉強会でお伝えしています。

低次の自己（エゴ/自我）と高次の自己（ハイヤーセルフ/真我）

【低次の自己（エゴ/自我）とは】

低次の自己（エゴ/自我）は、低い波動で、重く粗いエネルギーです。このエゴに引っ張られないように注意し、常にハイヤーセルフの導く言葉/直感に耳を傾けるようにしましょう。

エゴは、「そのままの自分では低価値である※」を暴かれることを恐れています。それは真実ではなく幻想ですが、そのままの自分ではだめだと思い、何かをすること/得ること等によって、自分の価値を高めようとします。

しかし、心で自分を低価値だと信じていますから、その様に思える現実を引き起こすことになります。
もしくは、そうなることを恐れて避けるために、何かをし、何かを得ようと、勝つこと/優ること/認められることに、必死になるかもしれません。

このようなエゴやエゴの言うことが、真実だ/本当の自分だと勘違いをしてしまうと、自己嫌悪に陥ったり、本当の人生の目的や使命に生きられなかったりします。

もし、そうだと氣がついても、自分を責めないで下さい。エゴの言っていることは幻想であり、あなたには、常に高次の自己が共にいて、導いていることを信頼して下さい。

エゴが生み出す『欠乏感』がある限り、たとえその願いが叶ったとしても、満たされることはなく幸せを感じられないでしょう。
もしくは、欠乏感が、その願いを叶えることを阻んでしまうかもしれません。

【高次の自己（ハイヤーセルフ/真我）とは】

人は、肉体(実体)と魂(霊体)が重なりあった『一心同体』の存在です。

ハイヤーセルフ（高次の自己/真我）とは、「あなたの魂の高波動」の霊体/エネルギーであり、あなたの本来の純粋な愛/光のエネルギーで満ち溢れています。
この愛は、特定な人を好きだという恋愛/愛着/愛情とは異なり、高波動で、とても軽く微細なエネルギーです。

ハイヤーセルフは、あなたの外側で遠くに存在する神様ではなく、実際はいつも一体化し、あらゆる人、宇宙、過去、未来、多次元にまで繋がっていて、あなたそのものであり、あなたの奥深くに存在する高波動の霊体（内在神）です。

ハイヤーセルフは、宇宙の創造主からの光の分け御魂/同じ光の存在、として生まれ、今は現生で肉体を借りて、ここに生を受けております。

あなたには、溢れる与える愛が無限にあるので、意識しなくても、あなたの内も外と周りを満たし、そしてあなたは次第に、外に求めたり見返りのために何かをすることも無くなり、何か人々の役に立てることをしたいと、純粋に思えるようになるでしょう。

そしてその満たされた思いが、あなたに必要なものをすべてもたらしてくれることになります。

【高次の自己（ハイヤーセルフ）の特徴】

1. ハイヤーセルフは人生で途中交代せずに存在する内在神で、過去から 今後の未来もずっとお付き合いする存在で、消滅もしません。

2. あなたの魂の側面の高次元の部分で、あなたの目的/課題を完全に把握しています。
   
   ハイヤーセルフは地球上でのあなたが学ぶ為に、この世界のどこに生まれ、どんなボディを選んだら良いのかを吟味し設計して、導いていく船頭的な魂の高波動の部分(５次元から９次元)です。
   
   ほぼ誰もが繋がれるのは５、６次元ですが、宇宙、人、物と同時に多次元で繋がっています。高次元になった時を神我/真我とも呼び、宇宙とも繋がっています。
   
   ハイヤーセルフは守護霊/天使、指導霊(あなたを導くガイド、人生の途中で何回か入れ替わる)の媒体/つなぎ役となり、メッセージの翻訳やアイデアなどを、閃き/直感として与えてくれますが、お金儲けやエゴ的な事は教えません。
   
   才能あふれた絵の上手い芸術家やピアニスト、歌や文章が上手い人は、無意識で、成功した誰か/自分の過去世に、繋がっている人でしょう。誰もがハイヤーセルフと重なりあっていますが、自覚していない方が多いです。
   
   霊的なものや事故からあなたを直接守りませんが、いつもテレパシー的に直感などのメッセージ（注意喚起）を、あなたに伝えています。
   
   ただ音量は精妙で、大きな声では囁きませんから、もしそのように感じたら注意しましょう。時おり、守護霊様やガイドや憑依した存在を、ハイヤーセルフと勘違いし、氣付かないままの方がいます。

3. 不要なもの（マイナスの感情、エネルギー、思い込み、信念体系、価値観、契約など）を解放すればするほど、波動が上がりハイヤーセルフと繋がりやすくなります。
   
   感情に善し悪しはありませんが、不快な感情に気づき感じたら、決して否定せずに認め一旦受け入れて、一人静かで安全な空間で、解放しましょう。

5. 怖れがあって、今まで行動できないことがあったとしても、ハイヤーセルフと繋がれば、その怖れにも向き合えるようになり、怖れを手放し、行動できるようになります。
   
   
6. ハイヤーセルフのメッセージは、聞こえるというより、ハートで感じたり、言葉ではなく漠然と解っている感覚に近かったりします。ハイヤーセルフに何か聞きたいことを質問したら、頭ではなく、ハートに意識を置いて、メッセージを感じるようにして下さい。
   
   スピリチュアルなことを学ぶことが大好きで、ワークショップ、スクール、セッション、ヒーリングを受け、スピリチュアルな本をどんなに沢山読み、学んだとしても、自分の内なる力/自分の内に全ての答えがあること/必要な才能がすでに備わっていること、自分の内に豊かさや神が存在していること、これらを信じられなければ、本当の意味でのスピリチュアルな学びを得られないでしょう。
   
   自分の内ではなく、外の世界に力や方法や答えを探し求めてばかりいると、内なる神との繋がりを妨げることになってしまいます。
   
   
7. あなたが過去世から蓄積された知識や、顕在意識の今のあなたよりも遥かに広い視野を持っています。
   
   
8. ハイヤーセルフは限界を知りませんし、自分が演じるどんな役割にも執着していません。
   
   
9. あなたに必要なメッセージを直感や閃き以外に、人々の言葉、新聞、本、映画、電車の吊り広告、などの他のあらゆるものの形で、不思議な偶然やシンクロニシティ(共時性)を起こして、伝えてきます。
   
   
10. ハイヤーセルフは、常に成長し、探求し、学び、自己の新たな側面を発見し続けています。
    成長とは、新しい次元の理解と自己覚醒と活力を獲得することで、一生を通じて最も重要な目標の一つです。成長には終わりがありません。

【高次の自己（ハイヤーセルフ）の特徴と、相反する低次の自己（エゴ）の特徴】

解りやすく、両者の特徴を比較し表にまとめました。
あなたがこの瞬間に、どちら寄りかを確認してみましょう。
実生活において、高次の状態であるように心がけると良いでしょう。

文字からもエネルギーが出ています。
ざっと見て、左側半分を眺めているとスッキリ軽い感じがしますが、右側半分を眺めただけで、何だか重苦しく、しんどく感じてくるかと思います。

【高次の真のガイダンスの特徴と、相反する低次の偽りのガイダンスの特徴】

最近は、チャネリングが流行っており、高次の自分/意識体と繋がってメッセージや叡智を貰ったり、アイデアや解決方法や答えが閃いたりできるのは、嬉しいことですが、注意しないと、高次を装った/なりすましの低次の意識体/存在　などに繋がってしまい、偽りのガイダンスを受けたり、憑依されてしまう場合があります。

ハイヤーセルフからのメッセージは、ビジョン、映像、思考、感覚、感情など様々で、本屋で一冊の本が目に留まり、その本の一文を通じてあなたは何かを受け取るかもしれません。

どれも共通して明るい感じがするものです。何かをするときも、自分の感覚が明るい感じ、開くような感じ、肯定的な感じのときだけ行動を起こすようにしてください。

いつも、すべてを真に受けるのではなく、メッセージがネガティブな内容であったり、直観で何か違和感がある、常識で考えてもおかしいと思う時は、以下の比較を参考に、しっかりと判断し、信用しない/受け入れないようにして下さい。

また、ハイヤーセルフからのメッセージと、自分の思考からのメッセージとの違いを見分ける方法の一つは、そのメッセージの背後に恐れの思考があるかどうかに気づくことです。自分の思考からのメッセージは、「欠乏」「不足」「罪悪感」「不安」などに基づく考えや、何らかの想像上の脅威から、自分を守ろうとする必要性に基づいていることが多くあります。

ハイヤーセルフからくるメッセージは、平和、バランス、愛、優しさなどを感じます。まだハイヤーセルフとの繋がりが弱い時は、質問に対する最初の/最も大きな声の答えは、ハイヤーセルフから来るものではなくその後で、ハイヤーセルフからの静かなメッセージが来る場合があります。

あなたの思考は、答えを持ってすぐに飛び込んでくる傾向/感じがあったりもします。ハイヤーセルフのガイダンスは、いつも肯定的で、あなたを励ましています。ハイヤーセルフはあなたのハートを通じて、あなたを高い流れへと導いています。

もし何かを選択するときは、自分が心惹かれ、やりたいなとハートで感じること（胸の辺りが温かくなる）、明るい感じがすることを選択しましょう。

ハートで感じていないことを、無理やり自分に(時として氣付きながらも反対の方向へ)強制してやらないように注意しましょう。何となく氣乗りしないのに「私はこれをやらなければ・・・」と思い込もうとしていたら、それをやることはあなたの為にならず、好ましくない結果を招くでしょう。

ハイヤーセルフのガイダンスは、今のあなたからは意味の内容に思えることも、高い視野から見るとちゃんと繋がっていて、大きな意味があることが多々あります。

例えば、重要とは思えないが興味があって学んできた物事/自分が就いた仕事/経験したことが全て後になって、その時には予測できなかった方法でピッタリと合うことがあります。

ハイヤーセルフは、あなたの人生に対してより大きな計画を持っているため、たとえ今は理由が解らなくても、心が惹かれて経験することは全て後で必然だと解り、何らかの結果を残し、あなたにとって価値あることになります。

　【高次の自己（ハイヤーセルフ/真我）　として生きる/と繋がる　とは？】

ハイヤーセルフとして生きる、「ハイヤーセルフと繋がる/共に生きる」と表現すると、何だか難しそうで特別な訓練をしないと不可能のように思えてしまうかもしれませんが、実は、自分自身の内側に、「もう一人の自分」としてハイヤーセルフは既に存在しています。

あなたは今まで「もう一人の自分」の存在を意識し、以下の様な経験をしたことがあるのではないでしょうか？

• 孤独を感じた/心細い時などに、誰かが囁くように声をかけてくれたような氣がして、しばらくしたら吹っ切れて前向きになれた。

• 「今日は、仕事に行く気が何故かしない･･･」「何か嫌な予感がする」と、あなたが急に思ったり
  出かけたいのに、家や自転車や車の鍵が見つからなくて探している間に出遅れたり、、、。

こんな時は、いつも通りに出かけていたら怪我をするか事故に遭うなど問題が生じています。「ハイヤーセルフが時間をずらして助けてくれているのだ」と素直に受け取りましょう。

• ある人(家族や友人など)の顔を見た途端に胸騒ぎがして、氣が付けば即座に根拠もないまま「高速道路/あの道で車に氣をつけてね、ゆっくり走ってね！」と、何故か力強く言ってしまった。

こんな時は、その人のハイヤーセルフがあなたの口を使って、その人に忠告をしています。ハイヤーセルフがその人自身よりも、あなたの方と周波数が一致していて伝えやすかったからです。

→実際に、高速道路でゆっくり運転をしていたので、目の前の追突事故に巻き込まれずに済んだ。

• 逆に困った時に、「あ～どうしたらいいのかな？誰か教えてくれないかな～」等と呟いた時に
  まるで「もう一人の自分」が傍に居て聞いていたかのように、良いアイデアが閃いた、、、。
  
• イケないことをした時に、胸に手を当てて反省したり落ち着いた気分になったり、、、。
  これって、誰に向かって話しかけているのでしょうか？

面白いことに、これら全ては、ハイヤーセルフとコミュニケーションを取っている状態で、つまり、「もう一人の自分」は、ハイヤーセルフなのです。

いつも必ず返事や答えやヒントを、感じ取れたとは限らなかったかもしれませんが、こんな風に私たちは自然と無意識で、ハイヤーセルフと繋がるどころかそれ以前に対話ができている/したことが有った　のです。

ハイヤーセルフから全く応答が無かったことがあったのは、それは単に、あなた自身とハイヤーセルフとの周波数/エネルギーレベルが異なっていたために交流できなかっただけのことです。

ハイヤーセルフからのメッセージは、四六時中、あなたに届いているはずですが、あなたがイライラしている時、気持ちが落ち着いていない時や怒りや心配で満ちていた(波動が低い)時は、ハイヤーセルフ(高波動)からの大切なメッセージを受け取れず、見逃してしまう事が多いです。

大きな高次の自分に繋がっている状態は、以下のような時です。上手くあなたの意識を変えることで、ハイヤーセルフと繋がりやすくなります。

あなたが上記の状態の時は、何も感じなくても/聞こえなくても、あなたはハイヤーセルフそのものなのです。ハートの感覚を大切にしましょう。

だからこそ、いい気分でいること、自分自身を愛して認めること、自分の本音、望みや夢を知って、それに素直になることほど重要なことはないのです。

その他、ハイヤーセルフに繋がりメッセージを受け取りたい時は、深い瞑想をしたり、ダウジングやタロットやオラクルカードなどを使っても可能です。

啓示やメッセージは最初、形のない断片的な思考として現れたりしますが、瞑想する時間や場所がない時、「ハイヤーセルフならどう考えるだろうか？」と自問自答することで、ヒントがあなたに降りて来ます。（頭で思考していると、そのヒントを感じ取りづらいです。）

そして、繋がりが強まっていけば、いつもハイヤーセルフであることが自然な状態になります。

【ハイヤーセルフとの共同創造】

1. ハイヤーセルフは、無限の富をあなたに無条件に与えたいと思っています。そして、あなたが、霊的な成長/愛/喜び/豊かさ等全てを、自分の人生に受け入れるのをも、待っています。
   
   今のあなたの想像以上の最良のもの、愛、豊かさ、良い友人、素晴らしい健康、愛のある人間関係、素晴らしい人生などをあなたが得るためのサポートをしようと思っていますから、あなたは『受け取るに値する人間であること』を、少しずつでも自覚していきましょう。
   
   あなたはそれらを受け取るのに値するために、何かをやったり、犠牲を払ったり、頑張ったりする必要はありません。ただ、自分のあらゆる部分を許すことが必要なのです。
   
   ところが、あなたがそうすることを難しくしているのが、地球上の集合意識に根深く存在している『頑張りや努力なしでは豊かになれない』、『○○しないと豊かになれない』等という思考/信念です。（頑張りや努力することを否定しているのではありません）
   
   条件付きで物事を小難しく捉える代わりに、『自分にやって来るあらゆる豊かさは、自分がそれを許し、自分の人生にやって来ることを許可した時にやって来る』と思うと良いのです。
   
   つまり、あなたが豊かになれないのは、がんばりや努力が足りないのではなく、自分で豊かさを受け取らないように差し向けているのです。
   
   更には、その最良の物を得るに等しい位に、十分に自分自身を愛した時にそれらがやって来るのです。ですから、ハートを開いて、受け取り、想像以上のものを、自分が得るに値すると信じましょう。
   
   
2. あなたが理想の人生を生き、自分の欲しいあらゆるものを受け取り、自分の人生が上手く行くことや、幸福であることに罪悪感をもつ必要はありません。
   
   あなたが豊かになることで誰か傷ついたり、何かを奪われたりすることはありません。なぜなら、無限の豊かさが全ての人に存在していて、他の人もあなたと同様に、その人のハイヤーセルフが無限の豊かさを、その人に与えようとしているからです。
   
   その無限の豊かさは、人々がそれを求めて受け取る許可を与えるのを、ただ待っているだけなのです。
   
   
3. ハイヤーセルフからのガイドを1つずつ実践することで、あなたは自分の道/使命/人生の次の段階について、更に多くのことを知ることができます。
   
   そして、不快な経験も、自分に必要な氣付きであり、大切なものを育んでいたり、本当に望ましい目標へと動かすきっかけになっていると理解できるようになります。
   
   
4. 高い意識状態を経験するようになると、感覚の範囲が広がり以下の様なことが出来るようになる可能性があります。

5. ハイヤーセルフと共同作業をするコツは、自分の内なる導きが示す全てを実践した後は、結果が現れるように色んなことを計画したり、コントロールしたりすることを手放し、 ハイヤーセルフに委ねることです。
   
   目標を設定するのは良いことですが、あなたのハイヤーセルフが完全な時に、完全なやり方で、あなたが望むあらゆる物事の本質を実現してくれることを信頼しましょう。
   
   あなたは、最高の結果を起こそうと、それに執着し、間違ったことが絶対に何も起こらないようにと毎瞬あらゆることを見張っている必要はないのです。
   
   始めの頃は、自分のエゴや思考の部分が抵抗を示すかもしれませんが、実際に高い視点で人生を生きて、ハイヤーセルフとの関係が腑に落ちれば、エゴも静かに同調しはじめ、新しい次元で自然に生きられるようになってきます。

【ハイヤーセルフと繋がり、物欲から霊的な成長へ】

もし、あなたが高い次元に到達したと思ったとしても、あらゆる領域で成長を望み、まだ更に、上がり続けましょう。

成長し続けると、活気に満ちてイキイキし、健康で喜びに満ち溢れることができますが、成長をやめると生命力のエネルギーは収縮してしまいます。

霊的に成長すると人生がどれほど良くなるのかをハイヤーセルフに見せて貰えば、あなたの成長への願望は、強まるでしょう。霊的な成長のために、やりたいことを諦める必要はありません。

『成長すればするほど、人生が喜びと平和に満ちてくる』と、思考を変えれば、やりたいことに携わって深い満足を感じながら、高い目的を実現できます。

そしていつか、成長がある段階に達すると、欲望は消え失せて無くなり、欲しいものもなく、持つ/持たない、などの状態とは無縁になるでしょう。

あなたは、ただ存在するという状態になります。

その段階に達するまでは、欲望を、その本来の目的（霊的成長を望みハイヤーセルフになる）のための道具/原動力として利用しましょう。

物質的欲望を満たすことによって、霊的に成長することもあるのです。なぜなら、家や車が欲しいという物欲の背後には、『成長したい』という願望が隠れているからです。

物欲を満たすと次の段階では、自分の高い目的に奉仕するものでなければ、物や富、地位や名声などは、ほとんど価値/意味の無いものであることを理解できるでしょう。

そして結果的に、あなたはもっとハイヤーセルフとしてずっと居たいと、益々強く願うようになり、実際にそうなります。

成長しハイヤーセルフと一体になっていく過程での、最大の課題の一つは、『エゴ』です。

なぜならエゴは、人生においてハイヤーセルフの果たす役割が大きくなると、自分という『エゴ』が消え去る恐れを感じる場合があるからです。だから『エゴ』は、あなたに成長を止めさせる為なら、どんな事でもやりかねないかもしれません。

あなたがある領域で目覚ましい飛躍を遂げたら、エゴは、「身を守れ」「やり過ぎだ！」「危険にちがいない･･･」などと、前進を阻止するために呟くかもしれません。

その呟きには、怒り/落ち込み/感情的動揺/単に自分らしく感じない事　などが含まれるので注意してその呟きに同意しないことです。

もしあなたが、この特別な成長を続けるのなら、自分の感じているそのエゴに愛を送り、『私は前進するつもりだ』とエゴに伝えて、協力を求めましょう。

そして、自分がハイヤーセルフになると、今よりももっとずっと素晴らしい世界を体験できるということを、エゴに教えてあげてください。

成長が加速されていくと、ハイヤーセルフとの新しくより深いつながりが築かれていきます。前方へ飛躍したときに、あなたの足を引っ張るパターンが表面化することがよくありますが、 それは、あなたの成長を加速させるために取り組むべき、最も重要な思考パターンなのです。

本当に必要な癒しが、理想実現のスタートに

【幼少時の心（インナーチャイルド）の傷が人生に与える影響】

癒しとは、癒されるべき何かがあるというより、不要な感情エネルギーの解放です。
例えば、悲しみが先に来て解放すると、今度は怒りが出てきたりもします。（逆もあります）

大抵、過去の癒されていないパターンが何度も繰り返されますから、現在直面していることが、過去の癒されていないことと繋がっていることに氣づくでしょう。

驚かれるかもしれませんが、恐いテレビドラマ/悲しいニュース/ホラー映画などにも影響を受けているかもしれません。また、自分自身が直接体験していなくても、誰かが虐待されているのを目撃しても、同等のトラウマを抱える場合もあります。

実際のところ、怖いシーンなどは、目を覆いたくなる/目を背けてしまうのも、そのような不要で役立たないネガティブなエネルギーを、潜在意識にうっかり取り込んでしまわない為に、防衛本能からくる行動です。

不快な感情エネルギーを解放する時に、必ずまず対象者とするのは、父親と母親です。
(※両親以外で産まれて直ぐに接して、あなたにネガティブな言動をした人物が存在したらその人)

厄介なことに、この両親との関係の中で癒せていない不快な感情エネルギーは、解放されるまで 成人してもずっと、あなたの大切な人生にかなりの悪影響を与え続けます。

その他に、両親/兄弟姉妹/過去から現在の恋愛の相手や配偶者/祖父母/友人/先生/師匠/仕事関係/出来事（事件）などで関わった人々/親戚など全てです。

それが証拠に、恋愛や結婚、友人関係や仕事の人間関係で、以下の様な同じパターンの問題が生じた経験をされた方が少なくありません。

• 利用される
• 騙されやすい、詐欺にあう
• 自分に自信がない
• いばらの道を敢えて選択してしまう
• 孤独を感じる
• 対人関係が苦手、面倒くさい
• 自己否定し、自分が嫌い
• 濡れ衣を負わされる、責任を押し付けられる
• 過去に捉われて自由に生き辛くなる

『どうして私ばかりがこんな目に・・・』と苦しみ続けることになるのです。

ほぼほぼ、幼いころの大人の、あなたに対する言動が将来的にその幼い子の人生を決めてしまう、と言っても過言ではありません。

子供は6歳ごろまでは、脳波がほぼシータ波状態で、 (自己暗示も含め) 催眠にかかりやすいです。
また、親の言うことなら間違いないと、素直にそのまま信じ込んで、潜在意識にしみ込んでしまいます。

昔から『三つ子の魂、百まで』とは、よく言ったもので、その通りなのです。

ですから、逆に言うと、幼い子に接する時は決して、その子を否定したりダメ出ししたり、しないように注意して下さい。

親御さんは間違っても「お前は本当にダメな子だ。」「あ～あ、いつも失敗して…」「頭悪いな！」「あんたは、めんどぐさいな・・・」「お前なんか産まなきゃ良かったわ」などど、子供を傷つけるような発言は、決してしないで下さい。

そんな風に怒られると、子供心に「自分はダメな人間だから、上手く行くはずがない･･･」「頭悪いからできっこないわ」「生まれて来なかったら良かった…」などと、無意識のうちに、自己価値を低く設定してしまいます。

その結果、潜在意識はそのように実感できるように、好ましくない/不幸な　出来事を、ずっと繰り返し起こします。（不快な事を起こす役者＝ネガティブな周囲の人々をも揃える）

【インナーチャイルドの傷を癒す】

このように説明しますと、幼少時の自分の心を傷つけた大人(両親や先生)を、恨みたくもなるでしょう。それは自然な想いですよね。

『親の所為で、わたしは生き辛く不幸なんだ！』と、言いたい気持ちは良く解りますが、彼らも人間としての成長の過程であり、完璧な親ではなかったことを理解する必要があります。

特に初めての出産では、子育てに不安や解らないことだらけで、一生懸命に子育てしながらも育児ノイローゼやヒステリックになってしまうのは、無理も有りません。

睡眠不足から体調を崩したり、イライラしたりするのも仕方がないし、ましてや、夫婦仲が良くなかったり、嫁姑問題などで悩んでいたりしたら猶更です。

『産んだから即、親』ではなく、『子育てしながら親として成長していく』ものです。
その頃の若かった親の氣持ちや状況などを、理解する必要があります。

真に自分を癒したいのであれば、最重要なことは、「親を責めるのをやめること」です。

なぜなら、過去の親の未熟さを責めることは、あなたの感情エネルギーの解放と解決には全くならないどころか、真の解放を先延ばしにし　邪魔となります。

子供が求める“親の愛情”と、親が考えている“親としての愛情”が、不一致なのは本当に良くあり、また子供は、親から愛されていないと誤解することも多々あるのです。

そのような親子関係の中にこそ、真の学びと氣付きががあり、異なる視点から理解できると親子ともども、魂の成長に繋がっていけるのです。

親などによる自分への酷い虐待行為などを、無理に、認め許す必要はありませんが、
幼少時に傷ついた苦しみから自分自身を救いたいのであれば、被害者意識と恨み/憎しみを手放すことが、何よりも先決/最優先事項　です。

それらを持ち続けていると、次々と二次的被害を体験するでしょう。
癒しどころでは、無くなってしまいます。

まず外界的に、被害者意識は、また「被害者」を味わうような悲劇的事件を、恨み憎しみは、またその感情を持つような嫌な出来事を、呼び起こします。

そして内面的には、傷口に塩を刷り込むように、あなた自身があなた自身に対して
更に、自己嫌悪/自己卑下/自己不信/自己否定　などの好ましくない想いを強化させ、持ち続けてしまいます。

自己憐憫になって、悲劇のヒロイン的に生きるのも否定はしませんが、本来の魂の生きる目的や、本音で求めている幸せとは、かけ離れてしまうではないでしょうか？

自分をネガティブに思い込み、低い自己価値に設定してしまったことは、決してあなたの責任ではありませんし、と同時に、周囲の大人の所為でもありません。誰も悪く無かったのです。

『誰もが一生懸命に、その時々を精一杯、生きている』と言うことを前提にあなたの勘違いを手放して、
「本当のわたしは(言われてきた様な)そんなもんじゃない」、
「本当のわたしは、素晴らしいんだ！」と言うことに氣付き、自分を認め、自尊心などに目覚めるために起こした出来事（魂の人生設計）なのです。

インナーチャイルドを癒すと、抑圧していた感情や偏った感情、思い込みによる自己制限などが外れてすっきりし、イキイキとした本来の自分を取り戻したような心地で、生きやすくなります。

また、自分を認められるようになり氣付かなかった才能や能力が開花してきます。
過去にとらわれず、今や未来に目を向け、のびのびとやりたい事もできるようになります。

自分の将来の子どもにも影響する負の連鎖を、終わらせることができ、自分自身や仕事、恋愛、全てにおいても良い影響が現れてくるでしょう。

自力で、幼少時の心の傷を癒すことは可能ですが、深いトラウマを抱えていたり
1人で辛い経験を思い出すのが不安な方は、カウンセリングのご用命をお待ちしております。
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